日本の食は安すぎる
農産物流通コンサルタントの山本謙治さんの有名な書籍をやっと読みました。
『日本の食は安すぎる』
です。
この書籍で山本さんが繰り返し訴えているのが、
『消費者が買い支えること』が重要であるということです。
つまり、日々の買い物の中で、
この食べ物が高い理由はなんだろうか?
この価格は、安すぎるのではないだろうか?
という問題意識を持って、
たまには、何か正当な理由があって高い食べ物も買おうよ。
高い食べ物を買って、生産者を応援しようよ。
ということです。
私の友人(養鶏家)はタマゴを1個50円で販売しています。
自家配合の餌(小麦と米と草)を与え、平飼いで飼育を行っています。
(友人に言わせると、もっと多くのコダワリがあるそうです。)
このタマゴは高いのか、安いのか?
スーパーの特売では1個10円で売っている。
タマゴだけ見れば、間違いなく高い。
ただし、育て方や、餌を見れば、普通のタマゴより手間隙がかかってそうだ。
味も美味しい。
ただし、なぜ5倍もの価格差がでてしまったのかは正確にはわからないと思う。
普通の消費者が、こだわりタマゴの高い理由が理解できないことが、
大きな問題だと感じています。
1個10円のタマゴ、50円のタマゴ、それぞれどういう飼い方で、
どんな原価構造になっているのかを消費者に適切に伝えないといけないと感じました。
最後の判断は、、、消費者が自ら行うしかありませんが。
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