食美樂の見学
東京でのエゾシカ販売のため、仕入先候補である、静内食美樂に見学に行ってきました。
食美楽さんは、他の処理業者と違い、エゾシカ肉を熟成させてから販売しています。
エゾシカ肉は、とても美味しい肉なのですが、1点課題があり、肉が硬いことがあります。
年齢が高いオスの肉、特に筋の多いモモの部位やスネは噛み切れないほどの硬さになります。
食美樂のように、熟成をかけることによって肉が柔らかくなり、また風味や味が良くなるという効果があります。
食美樂の相樂さんには、エゾシカの屠体回収から、皮剥ぎ、内臓抜きまでの工程見学、施設の見学と
大変お世話になり、また東京への卸に関しても、OKをいただくことが出来ました。
エゾシカの熟成肉は大変美味しいと聞いていたため、サンプルとして購入させてくださいとお願いしたところ、
外モモ、シンタマの熟成肉(オス4歳)を無料でいただいてしまいました。恐縮です。。。
また、帰り際に先ほど屠体回収し、枝肉となったエゾシカ(オス0歳)も、『持ってけ~』とおっしゃっていただき、
枝のままいただいてしまいました。
なんでも、撃った後(もちろんヘッドショット)、崖から落ちてしまい(15m程度)、
モモ肉の筋繊維が切断されたため、売り物にはしないそうです。
見てみましたが、ほんの少し内出血している程度で、右モモ肉は商品にならないとしても、
その他の部位はまったく問題ではないように見えます。
食美樂さんの品質、恐るべしです。普通のハンターなら、ヘッドショットは難しいと聞いていますし、
多少の傷は天然のエゾシカなのでしょうがないとあきらめ、商品にする処理場も多いと聞きます。
早速、金曜日にエゾシカ料理を作り、東京から持参したお酒と合わせ楽しみたいと思います。
相樂さん、ありがとうございました。
静内食美樂 新冠事業所
エゾシカ屠体回収
熟成エゾシカのジャーキー 試作品との事ですが、美味しかったです。
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