森との共生アニマルパスウェイ

損保ジャパンの市民講座の最終回です。

今日は、「教育と環境の清里プロジェクト」に取り組む、八ヶ岳の麓、山梨県清里高原の
財団法人キープ協会、湊秋作氏の講演で環境教育の仕事とアニマルパスウェイに関してです。

後者のアニマルパスウェイに関してですが、
樹上動物であるヤマネ(ねむりねずみ)という生き物の通り道を、
道路の上に作ることが、本当に意義のあることかどうか、
私自身、理解できなかったため、今日のブログでは、
環境教育の仕事について考えてみたいと思います。

そもそも、ヤマネって、とても小さい生き物なので、個体の生活環境もとても小さいと思います。
道路の建設で生活環境が分断されることはほとんどないのでは??と思っています。

環境教育の仕事で一番重要なのは、
生物多様性はなぜ守らなければいけないか?を分かりやすく伝えることです。
多くの人が、漠然と多様性がないよりあったほうがいいとは感じていると思いますが、
なぜ、多様性があったほうが良いのかを説明するのは実はとても難しいです。

よく教科書的な説明で、遺伝子多様性を守り、薬などの原材料となる生き物を守る。
ということが説明されますが、実際ピンときませんでした。

さて、今日の演者である湊さんは自分の基本的姿勢(自然観、生き物感)=湊秋作の哲学
を納得してもらうことと説明されていました。

以前聞いて納得したのは、
生物多様性を守るということは、すべての生き物が仲良く暮らせる世界を守ること。
でした。
さらに分かりやすかったのは、童謡手のひらを太陽にです。
♪僕らは皆生きている。生きているから歌うんだ~
♪ミミズだってオケラだって、アメンボだって、みんなみんな生きているんだ友達なんだ~
でした。この歌詞のような哲学をみんなが持つことが、生物多様性を守ることと同義ではないかと感じています。

 

湊さんの自然観について。。。

1.それぞれの種に重点を
生き物のダイナミックなストーリへの理解と共感

2.系についての重要性を理解
生き物は生き物単体で生きているわけではない
周りの環境、他の生き物と一緒に生活してこそ、生きていける。

3.仏教的考え
人間中心ではなく、人間も環境の一部であるという哲学

4.科学的視点
ちょっと、難しかったです。

 

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