白馬ツーリズム 日経ビジネス(2009/7/13) 

日経ビジネス 2009/7/13 白馬ツーリズム

日本の人口が減っていく中、各地の観光地も、
それぞれに、生き残りの工夫を凝らしている。
特に、ウィンタースポーツがメインの観光地は、
人口減に加え、スキー離れも生き残りを難しくしている。

各観光地の生き残り戦略は北海道のニセコなどと同様、
外国人を招き、外需を獲得することである。

本稿で長野県白馬村の成功事例を見て、
取り組みが成功するかどうかは、2つのポイントがあると感じた。
1.他の機能を有する組織を巻き込んでいくこと
白馬ツーリズムは、宿泊施設の有志団体であり、
それ以外の機能は持っていない。
食事、移動手段、決済方法、宣伝広告、外国人むけの英語案内などなど、
宿泊施設以外で、整備が必要なインフラは数多い。
具体的な記載はなかったが、この部分も目標達成に重要なポイントである。

2.団体内の結束力のキープ
同じ宿泊施設といっても、規模の大小、ターゲット顧客の違い、
など、思いが、それぞれ大きく違う。
団体の活動に対して、各宿泊施設がメリットを感じ、
主体的に活動してもらうための仕掛け作りと、
推進するリーダーシップが重要であると感じた。
うまいな、と感じる仕掛けが負担金の傾斜配分と、負担金の上限である。
こうすることで、小さな宿泊施設も参加しやすく、
人気の宿泊施設の脱退も防ぐことができると感じた。

現在は、14社が加盟しているとのこと、
白馬にある宿泊施設は、○○である。
今後、この成功が継続するかどうかは、団体加盟する宿泊施設の拡大と、
その結束力のキープにあると思う。

 

Tags: , ,

Comments

No comments so far.

  • Leave a Reply
     
    Your gravatar
    Your Name