焼酎・泡盛サミット

狛江の籠屋秋元酒店が開催する焼酎・泡盛サミットに行ってきました。
主に九州(沖縄)の蔵元さんが20弱、参加者が150人ぐらいと盛況な会でした。
こういう試飲会への参加は初めてで楽しい会でした。
蔵元さんが持ってきた酒をすべて飲むという作戦で望んだのですが、そもそも自分のお酒キャパシティーを越えていて、最後はただの酔っぱらいと成ってしまい
、ちゃんと焼酎を味わえなかったのが残念でした。

蔵元さんに話を聞いて、自分なりに蔵元の特徴を3つに分類してみました。

1.東京で行く飲み屋さんで見かける銘柄で、ある程度の酒量を醸造している。地元だけではなく、別の地域を市場とする蔵元
酒は飲みやすい。たとえば、晴耕雨読、富乃宝山などの芋焼酎らしくない芋
話を聞くと、飲みやすい酒と、特徴的な酒を銘柄を分けて作っているそうです。

2.東京では、よっぽどの酒屋じゃないと扱っていない。そもそも、東京を市場として認識していないのか?
酒の特徴は濃い。芋臭さがもろに残っているとか、黒糖の甘さが全面にでてるちんぐ、焦げた麦の香ばしさが特徴の麦冠情け嶋など。
おいしいお酒なんだけど、お料理や飲むタイミング、飲み方を選んでしまうように思う。
おそらく、量を作っていない、地元消費が多いと思う。
蔵元さんの意識としても、売り先を極端に選ぶ傾向があるように思う。

3.あとは、こういう試飲会などには参加しない、(呼ばれない?)スーパーで売っているような芋、米、麦焼酎を作る蔵元。こういうところは、販売者が大手
の酒造メーカーだったり、新聞広告をバンバンやってたりする(一刻者)。

上記の中で、とくに2のグループの蔵元を個人的に応援すべきと思っている。
芋焼酎ブームなどが発生した時は、(ブームが起きて、芋そのものの味が定着すればまた変わる?)その特徴的な味が支持されて売り上げも延びるだろうけど、
通常はそのお酒を知る機会がそもそもないので、売り上げが延びることもない。
1.販売(試飲)機会の拡大
  酒屋での販売だけではなく、レストラン居酒屋への営業活動。
  (個人的には、レストランでのお酒セレクトが日本は甘い気がする。値段がめちゃくちゃ変わるわけではないのに、どこのレストランも同じお酒しか置いて
いない。レストランの料理はどこも特徴的で同じ味のお店なんてないのに、なぜ、お酒はどこも同じなんだ→超不満)
2.酒だけではなく、料理、飲み方など、酒以上の価値の提供
  前割の方法、相性の合う地元料理とのセットでの提供など、よりそのお酒をおいしく飲む方法を提供することが重要。(2だけではなく、1.3にも共通に
なってしまうが。。。)

ただし、蔵元の経営状態が悪いわけではなかったりするので、そもそも拡大路線が支持されるのかも不明ではあるが。。。
倒産なんてしてしまって、そのお酒がこれから飲めなくなってしまうのは、とても残念なので、いらない心配をしてしまいました。

 

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