エゾシカ展
東京農業大学の食と農の博物館でやってる、
エゾシカ展に行ってきました。
北海道で、エゾシカが増え、樹木への被害が拡大している。
駆除を行い、被害を防ぐ必要があるが、単純に駆除のみを行う予算はない。
そこで、エゾシカを資源と捉えて、エゾシカの利用を図る必要がある。
エゾシカから取れる資源は、大きく以下の3つと思っています。
1.肉
→精肉はもちろん、エゾシカカレーとか、缶詰やジャーキーなどの加工品
(ペットフードっていうのもありました。)
2.皮、角、内臓の一部
→セーム皮(車を拭いたりする吸水性の高い皮)、一般革製品、
角や内臓は、漢方薬の原材料になる。
3.レジャー、観光資源
→スポーツハンティング、動物園などで飼育
東京在住の自分の感覚で理解しやすいのは、1.肉なので、
特に精肉について考えます。
エゾシカの精肉は、どう売るのが、一番いいのかを考えると、
2つ方法があると思います。
1.牛、豚、鳥の代わりとして消費してもらう。
2.珍味、高級食材として消費してもらう。
エゾシカ展のテーマ的には、1.を押しているように思えました。
でも、グラム700円の肉って、ちょっと庶民感覚からはずれてるかな。
あと、グラム700円の国産牛と、味で勝負してエゾシカが勝てるとはとても思えない。
じゃあ、2.珍味、高級食材しかないな。。。
一方で、東京には、ジビエ料理というジャンルのレストランがあります。
(野生動物の肉を材料にした料理)
こういったレストランではエゾシカ肉は、高級な食材として扱われています。
ちゃんとレストランに卸せる流通と、エゾシカ肉の品質確保があれば、
うまくいくような気がするんですが。
ま、もうちょっと考えてみます。。。
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