ガラスの魅力
ガラス浮玉の件でお世話になった郡さんのスタジオ
調布グラススタジオで、ガラス作品の作成風景を見学してきました。
ちょっと宣伝になってしまいますが、調布グラススタジオで感じたことです。
皆さん、ガラスの材料はなんだと思いますか?
実は世界中ほぼどこでもで採掘されるありふれた珪砂(けいしゃ)と呼ばれる砂です。
地球の地殻の55%がこの珪砂で出来ています。
この砂を溶かし精製することで、人類は透明なガラスを作りだすことに成功しました。
日本でも昔から、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、びいどろ、ぎやまんと呼ばれ、
現代のみなさんのそばにもガラス製品は数多くあるのではないでしょうか?
こんな身近なガラスですが、どうやってそれを加工するのか、
また、実は自分でも好きなモノを作れることは知らないのではないでしょうか?
もちろん、安全に自分オリジナルのモノを作るには、ちょっとしたコツや技術も必要です。
調布グラススタジオでは、20年間ガラスと向き合ってきたガラス作家の郡さんが教室を開いています。
郡さんやスタッフの丁寧な指導のもと、誰でもその魅力を感じることができると思います。
郡さんが2009年6月に開いた工房にお邪魔して、ガラス作品作りの見学とガラスの魅力を語ってもらいました。
■郡さんが語るガラスの魅力
『作品作りは高熱でガラスを柔らかくして形を作ることの繰り返しです。
熱された時は赤く、冷えて固まるときに透明になります。
不思議と固まって透明になるときにその周りの空間を凝縮する感じがします。
今日が暑いか寒いか、私の気分がどうかや、誰が近くにいるか、またどんな会話をしながら作品を作るか、
まさにこの空間が、ガラスに宿るという気がしています。
このスタジオが調布にあるというのも、作品作りに影響している気がします。』
ガラス作りは郡さんとアシスタントの小高さんとの二人三脚でした。
作品作りの現場にお邪魔したので、インタビューは作品作りと同時平行で行いました。
真剣勝負の場で、お邪魔をしているのではないか?と恐縮してしまいましたが、
郡さんは
『ここにあなたがいることも、作品に反映します。
この作品はいい影響をうけていい作品になるかも知れないですね。』
と笑っておっしゃっていただき、少し安心しました。
調布グラススタジオは仙川通りに面したオープンな工房です。
一見、工場のようにも見えますが、オレンジの換気扇が可愛く回っています。
また、入り口には生徒さんが作った作品も展示しています。
是非、気軽に訪ね、ガラスの魅力を身近に感じてみてはいかがでしょうか?
調布グラススタジオ
http://chofu-glass.com/
参考サイト ガラスの世界
http://www.glassnosekai.com/
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