狩猟期が始まって・・・ドキドキしませんか?

10月も始まり、秋の風を感じる今日この頃いかがお過ごしでしょうか?

北海道では、多くの地域で10月1日から狩猟期が始まります。その他の地域でも、狩猟シーズンが始まるのがこの時期です。今年の猟はどうかな?美味しいかな??と、ドキドキワクワクするのがこの時期です。

え、ドキドキワクワクしない?

そうですよね。日本人にとって狩猟はそれほど重要なテーマではないからですね。

これが、ヨーロッパの方々であれば、気持ちを分かってもらえることが多いのですが・・・

 

日本に狩猟文化や狩猟鳥獣肉を食べる文化がないので、なかなかエゾシカ肉の消費が上がらない。と考えていたところ、一冊の小説にめぐり合いました。

邂逅の森 熊谷達也

「邂逅(かいこう)の森」は、大正から昭和の初め頃、秋田県阿仁町打当のマタギ・松橋富治の生涯を描いた長編小説
全体を通して、

 

 

 

狩猟文化って日本にはないのでしょうか?

10月からは北海道で狩猟シーズンが始まります。実は、狩猟シーズンに入る前って、ドキドキワクワクしませんか?(マニアック?)

例年、10月1日はカモ猟の解禁日で、狩場にはたくさんのハンターが夜明け前からスタンバイしていて、夜明けとともに、いっせいに発砲し、まるでお祭り騒ぎです。

狩猟が始まるこの時期、日本人でドキドキワクワクする人は少ないのですが、ヨーロッパの方々は結構共感してくれます。本当に日本人にはない感覚なんでしょうか?

熊谷達也さんが書いた『邂逅の森』という小説があります(2004年に単行本出版)。『大正から昭和初期にかけて、秋田県阿仁町打当に生まれたマタギ・松橋富治の波乱の人生を描く。自然に対する畏敬の念をテーマとしている(by wiki先生)。』 なんですが、中身はちょっと野性的な性のハナシもあふれています(まあ、性は唯一のこる本能であり、自然に対する畏敬の念にあふれていると思いますが・・・)。

いや、ここで言いたいのは、『邂逅の森』が、性のハナシではなく、日本が持っていたマタギ文化にぐっと、惹きつけられるハナシなんで、ぜひ皆様にも読んでいただきたいということなんです。

さて、読み終わってからの個人的な感想なんですが、自然への畏敬の念ではなく、少し別の解釈もしています。

主人公の富治は、山や鳥獣が好きで、生活とそれらをつなげる狩猟という行いがとてもに大事なんですね。もちろんマタギなので、狩猟が生活の一部になっていることはもちろんですが、狩猟があって自分があるというように、常にセットなんです。本文の途中途中に、畏敬の念とともに、それを楽しんでドキドキワクワクしている感じがとても伝わってきます。

小説で描かれている時期は明治末期から昭和初期、約100年前、それほど昔の話でもありません。爺さんのちょっと上の世代です。

なんだ、たった100年前は日本でも、狩猟解禁をドキドキワクワクしてるんだ!と勇気付けられる小説です。ぜひ、皆さまも読んでみてください!

 
posted by ひでだんぼ at 2011年10月4日 (火)18:15 (カテゴリー 10_エゾシカの勉強 / 11_エゾシカフェ

第二回猪鹿シェリーの会のお知らせ

前回開催は、2011年4月23日 大好評をいただきました『猪鹿シェリーの会』ですが、第二回を10月5日(水)に開催いたします。

前回は、春らしく、さっぱりとしたジビエを楽しんでもらいましたが、今回は秋の開催です。
10月1日から、エゾシカ猟も解禁となり、脂の乗った濃厚なジビエが楽しめる季節になりました。
なんだか少しワクワクしてきませんか??

料理は熱き漢ボワヴェール『川口シェフ』が旬に合わせたジビエ料理を提供し、今回もヴェネンシアドール(シェリー界におけるソムリエみたいな方)をお呼びしサーブしていただきます。(またまた、チーム異端児ですねww)

メインの食材は猪鹿シェリーの会なので、もちろん猪と鹿です。さらにシェリーを合わせてみるという豪華企画です。ぜひ、皆様のお越しをお待ちしております。

猪鹿蝶

■猪
島根県美郷町産
イノシシって、結構養殖されているものが流通しています。
美郷町のイノシシは、正真正銘『野生』
中国山地の急峻な山の中で育ったイノシシは、身が締まり旨みたっぷりです。

■蝦夷鹿
北海道日高地方産
もちろん、エゾシカも純野生育ち
エースハンター(ゴルゴ13)が仕留めた野生のエゾシカを約3週間もの間、
熟成(ドライエイジング)させて、余分な水分を飛ばし旨みを凝縮、柔らかさUPさせています。

■ドリンク
シェリー
私も勉強中なんですが、シェリーは奥が深いです。
そこらのお店で飲めるシェリーは辛口で色の薄いシェリー(フィノタイプ)がほとんどだと思います。
いやいやいや、シェリーはもっと奥深いです。黒蜜のように甘いシェリーとか、おにぎりとマリアージュできるシェリーとか。。。
日本ではいまいちメジャーではないですが、とっても奥深いシェリーの世界をその道のプロであるヴェネンシアドールに説明してもらいます!!

日時
2011年10月5日(水)19:00~22:00(受付 18:30)

場所
現代青森料理とワインの店 ボワヴェール
〒105-0003 東京都港区西新橋1-13-4 B1

費用
8,400円(税込み)
食べ放題、飲み放題

参加申し込み
Facebookのイベントページか、石崎までご連絡(下記参照)ください。
ボワヴェールにお電話でもOKです。

お問い合わせ(猪鹿シェリー実行委員)
石崎メール: hideharu_ishizaki@q-easy.jp
twitter :@hide_danbo123
Facebook : http://www.facebook.com/hideharu.ishizaki

前回の様子
http://q-easy.jp/hide_danbo_blog/archives/872
http://q-easy.jp/hide_danbo_blog/archives/884
http://q-easy.jp/hide_danbo_blog/archives/866

 

なお、今回の猪鹿シェリーの会では、皆様にひとつお願いがあります。
クイージでは、エゾシカの新商品開発を行っています。
ちょうど、新商品の試作品が出来上がっておりますので、ご来場の皆様に試食とマリアージュの評価をお願いします。
1.試作品の評価
美味しい?適正価格などいかがでしょうか?
2.マリアージュ
実行委員会にてセレクトしたお酒を準備しております。どのお酒とのマリアージュがバッチリなのか皆様の感性を貸してください。

デザート
前回の様子 デザート、美味しかったです
(え、肉とシェリーの写真は??)

 
posted by ひでだんぼ at 2011年9月14日 (水)11:00 (カテゴリー 10_食べ物 / 11_エゾシカフェ

百貨店の北海道展でエゾシカが出展されない理由

北海道、沖縄は百貨店の物産展でお客さんが多数集まるトップ都道府県だそうです(ASCIIの記事)。特に北海道は美味しいイメージが強いため、出展も引っ張りだこと聞きます。

さて、ちょうど今、新宿の小田急百貨店で、秋の北海道展が開催されていました。どんな商品、地域が出てるのか興味があったので、ちょっと冷やかしに行ってきました。

念のため、、、仕事をサボって遊びに行ったわけではありません。もしエゾシカがあれば、どんな商品でどの地域が出しているのか?を見て、自分の商品開発プロジェクトに生かそう。という魂胆です。

さて、北海道展は平日の昼間にもかかわらず大盛況で、会場はかなり混雑しています。が、肝心のエゾシカは皆無。牛や豚は少しありましたが、エゾシカはまったく出展なしです。北海道展
(大盛況、平日の昼間ですよ。すごいな~)

弊社ではエゾシカ肉を取り扱っていますし、エゾシ関係者と話すことも多く、メディアからの取材もいただいておりますので、エゾシカはそろそろブームが来るのか?、いやもう来てるんじゃないか??と感じておりましたが、実際のところはマダマダ先が長いのかもしれません。

エゾシカ商品を物産展で出すことで、問題が解決するわけでもないですし、それが目的ではないですが、なぜエゾシカ商品が物産展に出ないのかを、以下3点考えてみました。

1.エゾシカ肉の生産量が少ない
最近、エゾシカ肉は注目されているのですが、ひとつの処理場、地域で生産される量はとても少ないです。
一般的なお肉、牛肉と比較してみると、北海道の年間『牛肉』生産量は、約8万トン(驚)。
一方で、エゾシカの捕獲数を年間10万頭、40kg/頭としても 生産量は、約4,000トン。
つまり、牛肉の5%程度しかありません。もちろん、エゾシカの場合は、流通に回る頭数は1万頭ぐらいなので、さらに少なくなり、0.5%程度ですね。これだと、商品を作っても売れる量は限られて、商品開発に本腰は入らないですよね。

2.わざわざエゾシカ売らなくても、他に売るものがたくさんある。
これも、厳しいですね。北海道といえば、海産物、農産物をはじめとして、酪農やお菓子など、食べモノがたくさんありすぎます。外に向けて販売するものが多すぎて、売れるかどうかも分からないエゾシカをわざわざ売る必要がないのかもしれません。

3.エゾシカが獲れる地域であんまり美味しいエゾシカ料理を食べられてない。
地域やそこに住む人が本腰入れて商品作りや販売を行う必要があります。そのためには、素材や商品を愛する必要があると思いますが、そもそも、あんまり美味しいエゾシカ料理を食べていなくて、エゾシカ肉大好きっていう人が少ないなか、地元でエゾシカ熱が上がってないんですよね。

この3点は、確かにそうだと思っています。。。が、ここでへこたれるわけには行きません。都市圏から逆輸入したり、地元で愛される料理を開発したりとちょっと先は長いかもしれませんが、徐々に土壌を作って行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。そしてご期待ください!

裂きイカ自動作成機
裂きイカ自動作成機
こういう機械、大好きなんです(本文とまったく関係ないです)。
中に、スルメをつかむ手が20本くらいついてて、それがグルグル回ります。
で、摩擦させて次々と裂きイカが出てくるんです。考えた人、エライです。

 
posted by ひでだんぼ at 2011年9月12日 (月)18:20 (カテゴリー 10_エゾシカの勉強

イベントのご案内 Girls Meet Meat 1 (ガールズミーミー1)

エゾシカ肉は、牛肉に比べてカロリーがとても少なく、鉄分が豊富です。ん、これって女子にとって素晴らしい特性を持ってる肉なんじゃないでしょうか?

ということで(唐突ですが)、知り合いのGirlsにヤレヤレと言われ続けた、肉食女子的な企画、Girls Meet Meat 1 (ガールズミーミー1)を企画しました。

もし9月17日にお時間があって参加をご希望の方がいらっしゃいました、石崎までご連絡ください!

Facebookアカウントをお持ちの方は、こっちから申し込みしていただいてもOKです。

Facebookのガールズミーミーご案内ページ

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(こんな感じの肉!でます。)

■どん底日本の救世主(Girls)がますますパワーアップするパーティ
食べることは、命をいただくことで、健全な命を健全なパワーに変えよう。
『イマイチな男子に頑張れ!元気だせ!って言うより、イケてる女子が好きにやったほうが世の中変わる?』
ガールズミーミー第一回のメイン食材は、Venison 蝦夷シカです。
北海道の大自然で育った蝦夷シカは、抗生物質や濃厚飼料なんていう人工的なものは一切食べてないですし、カロリーがウシの1/3、鉄分がレバー並みと美味しい食材です。
増えすぎた蝦夷シカが、森を食べてしまって北海道の環境破壊を起こしていますので、ガールズミーミーで蝦夷シカを食べることは、『食べるエコ』にもつながります。
蝦夷シカを調理するのは、蝦夷シカ惚れこんでしまったボワヴェールのシェフ川口氏です。
(蝦夷シカ→北海道、ボワヴェール→現代青森料理。。。これは秘密です。)
川口氏が、蝦夷シカ丸ごとを美味しく料理してくれます。

■パーティスケジュール
17:45 受付開始
18:00 乾杯
18:30 食材説明(ちょっとマジメなエゾシカトークします。)
19:00 Dancer 1(ちょっとおふざけで、ダンス入れますww)
19:30 メインディッシュ
20:00 デザート
21:00 Dancer 2

■参加費(ドリンクチケット1枚付)
女性:4500円
男性:6000円
男性の参加は、参加する女性からの招待のみとさせてください。
(女性1名につき、男性1名)

■ドリンク
チケット(1枚500円)および、ボトルにてお願いいたします。

■ドレスコード
今回のパーティの主役である女性は、お肉の『赤』でお願いいたします。
(何かしら、赤いものを身につけてください。)
男性は、特に指定はありませんが、首から上に何かをつけていただきます。
(会場にて用意いたします。)

■Dancer (ダンサーの写真はこちら
ようこ 東京都出身
6歳からクラシックバレエを始め、全国のバレエコンクールや舞台経験を積んだ後、 独自のスタイルのダンスを見つける為にも、2000年よりニューヨークへ留学。 ダンススクールでは踊りの基礎を学び直し、様々なスタイルの振付師のレパートリー作品に出演。 自らもダンスイベントの企画/演出等も勤めた。 2005年より活動の場を広げ、パフォーマンスアーティストとして映像アーティストとユニットを組み、 ニューヨーク/マドリード/北京などの国際的なアートフェスティバルに招待を受けた。 彼女のオリジナリティー溢れる発想や、アカデミックで演劇的なムーヴメントは観客を魅了し、 メディアからの評価も高い。 現在は拠点を東京に戻し、ポールダンサー/インストラクター、パフォーマー、モデルとして国内を中心に活躍中。

セルゲイ 出身地を含めすべて謎

てんてん 踊るカウンセラー 本職は人材ベンチャーで年間600人転職カウンセリング。
カウンセラー資格のNLPマスタープラクティショナー取得。2009年からポールダンスでイベント出演中♪

 
posted by ひでだんぼ at 2011年9月5日 (月)18:09 (カテゴリー 11_エゾシカフェ

溶岩プレートでエゾシカ!inロックウェルズ杉田店

実はこの溶岩プレートは元々鶏肉を熱々の溶岩プレートに野菜と一緒に乗せて、島醤油(しましょうゆ)をかけて豪快に食べる!というとても美味しい料理でした。

完全にプライベートでロックウェルズさんに食べに行ったら、この溶岩プレートにエゾシカは絶対合うに違いない!と確信し、オーナーの中野さんに提案し(若干無理やり)メニューに加えていただきました。

熱々のフライパンで直接エゾシカを焼いたら固くなってしまいますが、溶岩プレートの野菜に肉を置いてじっくり熱を通して、さらに肉の表面は直接プレートにあて島醤油の香ばしさが移ったくらいで食べごろです。

ロックウェルズさんは、中野オーナーの趣味(たぶん)で、日本酒が豊富です。特に米の味わいが深くて旨みのある日本酒が好みみたいです(私の趣味とぴったり)。ドライエイジングされたエゾシカも味わい深いので、日本酒とエゾシカのマリアージュはまず間違いありません。

都内に住んでいる皆様には、東急線杉田駅は少し遠いですが、わざわざ行く価値ありのお店です。お近くの方は、うらやましい、行くシカありません。

ちなみに、ロックウェルズさん、とても面白い店舗展開をしています。杉田に2店舗、横浜に3店舗、、、
ここまでは普通ですが、残りの3店舗が、なんと鹿児島に1店舗、小笠原に2店舗です。
理由は、オーナーの中野さんに聞いてください!!

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溶岩プレート、これくらいの熱源がエゾシカにはぴったりなんです。
赤身のエゾシカ肉をジューシーに焼き上げるのは、これベストかも・・・

IMG_5495 
く、ちゃんと一眼レフもっていけば・・・
ごめんなさい。でも美味しかったです。島醤油が香ばしく食欲がものすごいです。

ロックウェルズ杉田店
http://www.rockwells.co.jp/
〒235-0033 神奈川県横浜市磯子区杉田1-17-1 プララ杉田218
045-773-2523

なお、エゾシカ料理は、姉妹店でも順次展開予定、私も期待中です!!

 
posted by ひでだんぼ at 2011年8月10日 (水)07:57 (カテゴリー 08_エゾシカが食べれるお店のご紹介

グリーンドリンク吉祥寺コラボ企画でエゾシカBBQ

GDK(グリーンドリンクス吉祥寺)主催で、プリムスBEERとエゾシカがコラボした夢のようなBBQが吉祥寺で開催されました。
エゾシカは弊社が持ってきたのですが、プリムスBEERを心行くまで飲むため、今回はあえて電車で吉祥寺に、電車の中では、多少荷物が大きく、怪しい人になってしまいましたが、おかげで美味しいビールとエゾシカをマリアージュすることができました。

グリーンドリンクスっていうのは、世界中600都市以上で開催されているエコやサステナビリティをテーマにした飲み会です。地域おこしに、仲間作りに、たくさんの出会いが生まれています。>グリーンドリンクスジャパン公式サイトより

固い。。。たぶん短くしたら、『飲み会』で、理由をつけて酒を飲もう。ってことでしょうか?公式サイトのお知らせを見ると、まあ、いろんなところで飲み会が開催されていますね~

んで、グリーンドリンクス吉祥寺も、ジャパン同様に『飲み会』を多数開催しているわけなんですが、今回のテーマにエゾシカがめでたく抜擢されて、みんなの胃袋にエゾシカ生息数コントロールへの貢献を依頼してしまおうというわけです。参加者総勢30名(たぶん)の胃袋で、エゾシカ半頭をめでたく消費していただきました。。。。

目標エゾシカ捕獲頭数→12万頭、今回消費したエゾシカ半頭/12万頭 → 0.00042%
24万回BBQやると、目標頭数に達する!!
先は遠いです。。。

で、今回のもう片方の主役はプリムスBEERです。美食大国ベルギーのピルスナータイプのビールです。たまにお店でビンのプリムスを見るのですが、今回はサーバーから出てくる『生』でした。グリーンドリンクス吉祥寺のブーニーブーさんのおかげか、プリムスマスター江島さんのおかげか、一人当たり3リットルもの生プリムスが用意され、心ゆくまでビールを飲みました。ありがとうございました。美味しかったです!!

ほんの少し甘めで、さわやかな香り、おかげでさらっと飲める。飲んだ後にかすかな苦味が残って、ビール飲んだぞ!!的な満足感。
みんなが集まってワイワイ飲むシーンにプリムス最強じゃなかろうか??

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エゾシカ背割半身を持参し、その場で解体&焼く&食べるという豪快な感じで楽しんでもらいました。解体は私が担当しましたが、お手伝いにグリーンドリンクス吉祥寺のスタッフさんたちに入ってもらいました。ありがとうございました。
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今回のスタッフズ。エゾシカチューシャは、エゾシカフェのです。
本人達はエゾシカをイメージしてポージングしている・・・らしい。

あれ?今回はバタバタしてて、写真をほとんど撮ってないです。
なので、ラストショットは、プルニィさんのエゾシカショットで(目つきがエゾシカなのか??)。
いや本当にお世話になりました!!!

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posted by ひでだんぼ at 2011年8月1日 (月)11:51 (カテゴリー 10_食べ物

第一回エゾシカ肉頒布会

エゾシカファンクラブのイベント第一弾、エゾシカ肉頒布会が7月23日(土)に開催されました。

20人ほどの大人たちが、ワインを楽しみながら、少し暗めの都内ビル地下でエゾシカが解体されるのを見る。。。傍から見ると、ちょっとシュールな絵ではありますが、活気あるとても楽しい会でした。

参加いただいた皆様、会場のボワヴェールシェフ川口さん、お手伝いいただいた皆様、とても感謝です。ありがとうございました。

お肉を食べるだけなら、スーパーで切り身を買えばOKですが、そのお肉がどうやってスーパーに並んでいるのかは皆さんあまり良く知らないと感じています。

生きている動物を見る機会は多いし、お肉を食べる機会もたくさんあると思います。でも、その間ってあまり知らないのが現状だと思います。知られざる生き物と料理の間を知ることが、食を見直す第一歩なんだと思っています。

エゾシカ肉を入手し、自分で料理してみる!という機会と、お肉がスーパーに並ぶ直前の作業を知る機会、これをエゾシカ肉頒布会でみんなで体験してみたいと思っています。

第二、三回と続けていくつもりです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!

エゾシカチューシャ
大人たちが、解体されたエゾシカ肉を目の前に・・・
この段階で、『旨そう・・・』というコメントが出たのにびっくり。
そんなこと思うの、自分くらいだと思ってました。
シカチューシャつけてて、ちょっと謎の集団??でしょうか?

解体されたエゾシカ肉
解体後のエゾシカ 夏のエゾシカなので、皮下脂肪も肉も薄めです。
冬に比べて、あっさりしてます。和風の味付けがよく合います。

解体中
解体中。。。この後、皆様ワイングラスを片手に・・・

シンタマ
しんたま こんなに丸くなるから、真玉なんです。

ちなみに、こんな趣旨でした。
今回は、ブログやツイッターでの告知は控えめにして、フェースブックを使ってみました。なかなか面白いツールです。今後も使っていこうと思っていますので、フェースブックで作ったエゾシカファンクラブ、どうぞよろしくお願いいたします。(『いいね』 おしてください~)

■エゾシカ肉の頒布会って?
エゾシカフェでお客様からよく言われていました。『私もエゾシカ料理やってみたい。肉を売ってよ!!』 ありがたいお言葉です。。。
最近リリースした、YUK.JPをご紹介してもよいのですが、今のところレストラン業務用で、なか​なか一般の方の購入は難しいです。半頭とかモモ一本とかは大きすぎますし、最も​小さいロットでも、冷凍ブロック(2kgとか)です。それも値段書いてないし・・・さすが​に使い勝手は良くありません。その上、送料や代引き手数​料などもかかったりして、ご迷惑をおかけしておりました​。

と、前置きが長くなりましたが、皆様にエゾシカ肉の美味​しさを知ってもらうための企画として、いろんな部位を小​ロットで買うことができるエゾシカ肉頒布会を開催するこ​とにしました。一頭丸ごとをボワヴェールに持ってきて、エゾシカフェ店​主の石崎がさばいていきます。部位ごとに、オーダーを受​付します!!

■ファンクラブのエコバック
エゾシカ肉が1割引になる特典、エゾシカファンクラブの​エコバックを700円で販売いたします。デザインは、北​海道のエトブンシャ新岡薫さんにお願いしました。
普通にお買い物の際に使えるようなデザインになるはずで​す!
もちろん、第二回以降のエゾシカ肉頒布会でもご持参いた​だければ、今回同様に1割引とさせていただきます。 ファンクラブ公式グッヅ第一弾
エゾシカファンクラブ公式グッヅ第一弾 エコバック
北海道の新岡さんに絵を描いてもらいました!

■ひき肉について
ボワヴェールさんのミンサー(ひき肉を作る機械)をお借​りできます。
肩肉やスネ肉をミンチにしたい方はお使いください!!
ボワヴェール川口シェフ、ありがとうございます。

■お願い
今回のエゾシカ肉の頒布会ですが、エゾシカファンクラブ​発足後初めてのイベントになります。今後、イベントをさ​らに楽しくするために、ご参加いただける方からご意見頂​戴したく思っております。
どうぞ、よろしくお願いします!!

■場所
現代青森料理とワインの店 ボワヴェール
■日時
2011年7月23日
16:00~18:00(受付開始15:45)
■参加費
ワンドリンク付きで1,000円
■エゾシカ肉の価格
だいたい、200円/100g(部位によります。)

 
posted by ひでだんぼ at 2011年7月24日 (日)17:12 (カテゴリー 10_食べ物

道産子から見たエゾシカ評価が上がってきた

北海道民のエゾシカやエゾシカ肉に対する評価がどんどん上がっているように感じます。

以前、このブログでも道産子、北海道民はエゾシカやエゾシカの肉が好きではないという記事を書きました。それから約一年たったわけですが、状況はどんどん好転しているように思えます。この調子でもっともっとがんばってもらいたい、いっそのこと、コラボしたいところです!

その1 エゾシカを使ったキャラクターの登場
シカを使ったキャラクターで日本で有名なのは、奈良の『せんとくん』でしょう。あとはダイハツのカクカクシカジカ。北海道民はエゾシカ肉を食べるし、かわいいキャラというより農作物を食べる害獣のイメージなのでキャラにならない。と思っていましたが、先日北海道に行った際に乗った汽車(北海道では電車じゃなくって汽車なんです。)にエゾシカのキャラクターがいました。

これは、すごいと思って、後から調べてみたら、キュンちゃんというキャラクターでした。え、キュン?エゾシカってそんな泣き声だったか??

実は、キュンちゃんは、エゾナキウサギでした。恥ずかしがりやのエゾナキウサギのキュンちゃんが、エゾシカのかぶり物をかぶって勇気をもらい、北海道各地を回るという設定のようです。

キュンちゃんについて詳しくはこちら

なんて複雑な・・・と思いましたが、エゾシカがかぶり物でもキャラになったのは、大きな前進だと思います。
脱いだエゾシカのかぶり物だけ見たらちょっとシュールですけどね。。。

 きゅんちゃん エゾシカ きゅんちゃん 鬼

 

その2 お祭りの屋台でエゾシカ串があった!
北海道民は、エゾシカ肉もあまり好きではないんですね。美味しいエゾシカ料理を食べることが少ないからなんですが(詳しくは、一年前の記事)、先日北海道の銭函のお祭りに寄ったところ、エゾシカ肉が串になっていました。値段も、鶏とそれほど変わらずです。売れ行きを聞いたところ、『ボチボチやね~』となぜか関西弁で答えていただきましたが、実際に買っていく方もいらっしゃいました。びっくりでした。

調理方法も、衣をつけて油で揚げています。手軽なエゾシカ料理の中では、最も美味しい調理方法です。さすが、よく分かってる!!と感動してしまいました。

エゾシカ肉串
エゾシカ肉串 300円(2本で500円)
とりもも串 250円

 
posted by ひでだんぼ at 2011年7月13日 (水)16:51 (カテゴリー 10_エゾシカの勉強

リアルせんとくんコンテスト開催のお知らせ

日本でたぶん初めて(あれ、唯一)のエゾシカ専門店エゾシカフェで、こともあろうに奈良県のイメージキャラクターせんとくんを使わせてもらうコンテストを開催します。

『リアルせんとくんコンテスト』
特にものすごいコンテストではありませんが、参加方法は簡単で、エゾシカフェに来たり、来なくてもOKで、エゾシカチューシャをかぶり写真を撮るだけです。厳選かもしれない審査を経て、優勝者を決定します。

優勝商品はリアルエゾシカチューシャ(本物のエゾシカの角を使ったカチューシャ、マジで重い)。

期限も決めていないし、ゆるーいコンテストですが、皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。

リアルせんとくんコンテスト

なお、今日現在もプレ的にコンテストは進めておりまして、今のところの優勝候補は以下となります。
マジリアルせんとくん過ぎですが・・・

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とはいえ、本気でリアルなせんとくんが優勝するかどうか分かりませんし、厳選なる審査項目はこれから決めるかな??というゆるさですので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

送ってもらったり、エゾシカフェで撮影した参加者は、Facebookのエゾシカファンページのアルバムで随時公開します!

あ、あとね。まだ奈良県にせんとくんの使用許諾をもらってないです(今日、審査書類提出!)。なんで、本当にこのコンテストが成立するかも分かりません(笑)。

 
posted by ひでだんぼ at 2011年7月11日 (月)17:20 (カテゴリー 11_エゾシカフェ

鹿肉でむらづくりセミナーで『マーケティングの基本』を再確認

2011年6月30日、神田にある、『まちむら交流きこう』にて開催された、『獣肉を活用した地域づくり』セミナーに参加してきました。

獣肉(獣害)の有効活用について、有名な滋賀県の『松井 賢一』氏が講演されるということで、エゾシカの有効活用の参考になるのではないか?と考えて参加しました。

滋賀県の日野町のホンシュウジカが今回のセミナーの主役ですが、捕獲している頭数は日高のエゾシカに比べてずっと少ないです。日野町のホンシュウジカが一躍有名になったのは、2010年5月の、『ココイチでシカカレー発売』の事例ですね。また、都市圏(京都)に近い立地を生かして、レストランと取引を進めているようです。

ココイチのシカカレーの実現や、京都のレストランへの営業は、主に松井氏が仕掛け人です。農協から、県職員に転じた松井氏は、農協時代の営業経験を生かし、いかに日野町のホンシュウジカを売るかに様々な手を使っています。

現在、ニュージーランド産のアカシカに変わり、北海道産のエゾシカが市場を占めています。ホンシュウジカの流通はほとんどないといっても過言ではありません。もちろん、関東地方だけではなく、関西地方でもエゾシカは取引されています。したがって、日野町ホンシュウジカのライバルは、北海道のエゾシカになります。

エゾシカとホンシュウジカの違いですが、同様に適切な処理を行った場合、肉の味としての差は大きくないと思います。ただし、ブロック肉にした際の肉のサイズ、処理コスト、歩留まり、ハンターの腕、安定供給などのポイントにおいて、ホンシュウジカが不利だと思っています。日野町のホンシュウジカに関しても、エゾシカをライバルとした以上、同様に不利なポイントがあります。

自らの不利なところを認識した上で、強みを発見し、その強みで攻めるべきだ。というのが、氏の主張です。どのマーケティングの教科書にも載っていることであり、常識レベルのことではありますが、実行するのは口で言うほどにやさしくない『常識』です。

氏曰く、日野町のホンシュウジカの強みは、消費地との物理的な距離が小さいことだそうです。この強みを生かすためのひとつの戦術として紹介されていたのが、セルヴェル(脳みそ)の商品化です。頭蓋骨の中から取り出す技術、鮮度、強いニーズがあっても量はない・・・といった問題があり、なかなか商品化しにくい部位です。特にBSEの問題が発生してからというもの、羊などのセルヴェルはほぼ流通していませんので、セルヴェルを特別なゲスト向けに出すために、レストランと近く、鮮度が良いセルヴェルが手に入る、日野町のホンシュウジカを使う。という流れになるわけです。

(ただし、セルヴェルがとれるということは、着弾位置へのこだわりはあまりないのかも。。。血抜き処理から考えるとヘッドショットが良いと言われます。)

もちろん、この戦術だけでは、一部(マニアックな高級レストラン)の市場しか落とすことはできないと感じますが、おそらくその他にも日野町の立地を生かす戦術はあるのでしょう。

マーケティングの基本である、自分の強みを生かす。これを再認識したセミナーでした。

エゾシカは、ブランドイメージが既に高い(エゾって聞くだけで美味しいと思ってもらえる)、ハンターの腕が他の地域に比べ高い、年間通した安定供給などメリットがたくさんあります。もちろん、全道でエゾシカは獲れるので、日高のエゾシカにとっては、道内の他地域もライバルになります。日高のエゾシカの強みを再定義し、戦っていく必要があると感じたところです。

松井賢一氏

松井賢一氏

 
posted by ひでだんぼ at 2011年7月7日 (木)18:17 (カテゴリー 10_エゾシカの勉強