林業は衰退産業であるというウソ

日経ビジネスオンラインの記事です。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100216/212806/

私自身、森林施業計画学講座という、林学の出身であり、
また今でも、林家や、森林組合、市区町村の林務課職員とお話しする機会もあるため、
本記事は大変興味をもって見ています。

産業としての林業は私が大学に入る前から衰退しきっており、
成り立っている林家はほとんどないというのが常識でした。

産業振興以外の理由付けを行う以外に、林業活動を続けることはできないという前提があり、
そのために、若干無理やり水源涵養や公園開放などの取り組みを進めていました。

本記事では、産業として成り立つとの前提で、さまざまな提言を行っています。

具体策としては、林内の路網整備や機械化による生産性向上を提言していますが、
一番の提言は、産業として成り立つことを前提に全体設計を行え!
かと感じています。

ただし、日本全国、すべての人工林が、産業として成り立つことはずっと未来の話か、
そもそも無理と感じています。
産業として成り立つ条件を考え、条件に合う場所を選定し、
集中的に資源を投下することが、重要なのではないかと思います。

 

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