シカを食べて生態系を守る

一般の人で、シカを食べるために殺すというのはどういった印象だろうか?
おそらく、自然破壊・環境破壊という印象を持つのではないだろうか?

このセミナーは、シカを食べることが自然保護につながることをメインのテーマにしていました。

人間が、シカを見たときにどういった印象を受けるのかを、3つのパターンに分けて考えてみました。

1.食べる人(殺す人)
  ミートハンター、ジビエレストラン関係者、一部のグルメな人
2.農業、林業等、何らかの被害を受ける人
  有害鳥獣の駆除ハンター、農家、林家、公園管理者
3.食べない、獲ることに反発するひと(殺さない人)
  獲るのは駄目よ。自然のままで行こうよ。
  シカは神聖でしょ?(神の使いなど)

人間との距離が近づきすぎた野生動物が増えていて、人間に被害をもたらしていることは、皆さんご存知でしょうか?
また、被害を防ぐために、狩りを行い、適正な数まで野生動物を狩り減らす方法があることは、ご存知でしょうか?

このセミナーは、シカを減らす(殺す)動機として、食べることを勧めています。
単純に、シカを狩っても狩るための費用が出ません。費用を出すために、シカを資源化し、
売ることで金銭に変え、シカを狩る(処理する)ための費用にしよう。という趣旨です。

セミナーに参加されたほとんどの方がシカを食べたことがあると手を上げていたので、
セミナー参加者がシカを食べるように変化するという目的は達成できていませんが、
今後、シカを食べることに対して違和感が少なくなるのではないかと感じます。

しかし、ニコルさんも近藤さんも、面白い方でした。
どっちも、結局は食いしん坊ですね。
あんなおいしいモノ、食べないのがおかしい。
食べるために、どんな理由をつけてやろうか??という印象を受けました。

 

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