リンゴが教えてくれたこと (木村秋則)
奇跡のリンゴを栽培する農家の木村さんが、苦難の歴史と自然感をご自身が語る。
リンゴの無能薬・無肥料栽培の苦難の歴史とその達成のシーンはとても感動的で、
最近の涙もろい私には涙腺キャパシティーがオーバフローしてしまいました。
木村さんのすごいところは、あきらめないで継続するところを始めとし多々あると思う。
その中で特に感心してしまうのが、試す好奇心と探求心であると思う。
自分自身を振り返り、最近特に、本で書いていることや人から聞いたことで満足してしまい、
それ以上、深く探求しなくなってしまっている。
いわゆる二次情報で満足し、それで物事を判断していることを反省した。
やはり、自分の足で動いて、自分の目で見るという一次情報をもっと得るのが重要である。
一次情報をあつめ、そこから物事を考えるように心がけたい。
ということで、自分も近いうちに、木村さんと同じ実験をやってみようと思う。
まずは忘れないように、やりたい実験をピックアップして、以下メモしておく。
1.夏場の土の表面温度を測る
裸地(畑)35度 / 草地 22度
2.ミミズの生態について
ミミズは草地では、土の上を歩く。裸地では土の中(5mm~1cm下)を歩く。
ミミズの排泄量はコップ一杯/日
3.山の表土は、手で握ると固まるが、その後、指で押すとサラっと崩れる。
4.一本あたりの大豆につく根粒菌の数で土の中の窒素量を把握する。
10粒以下 → 栄養十分
30粒以上 → 栄養不足
5.食べ物が腐るかどうかで安全性を把握する。コップにご飯と水を入れて、ラップ(穴付き)して、日当たりのいいところに置いておく。
腐るスピード
有機栽培米>一般栽培>自然栽培
(自然栽培は腐らないで酢になる!?)
6.乾燥させてから、耕す。(乾土効果)好気性細菌繁殖を促す。
7.土の下に、温度が低い層がある。低いところに根は張らない。これを壊すのは麦が一番。
8.トマトの横植えが全国的にはやっている。
9.自然栽培の大根の葉、小松菜の葉は、若草色になる。葉緑素を守る層が厚いから。
10.大根は回転している(ヒマワリみたいな感じで)。
11.キュウリのマキヒゲで性格判断。
木村秋則『リンゴが教えてくれたこと』
リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)木村 秋則日本経済新聞出版社このアイテムの詳細を見る
今回は、木村秋則『リンゴが教えてくれたこと…