甲州ワインで欧州酔わせる 日経ビジネス2009/8/10,17

中央葡萄酒が1953年に設立されてから、今までの間に、
種々選択してきた戦略がとても興味深い。

ワインという商品は、お酒であり世界中で生産され飲まれている。
価格は、ピンきりで、安いものは300円ぐらい、高いものは天井知らず。
今のところ、1000~3000円ぐらいがボリュームゾーン?

■葡萄の品種選択
外来品種からスタートしているが、現在は甲州という国産品種を本格育成
生産されるワインをどういうマーケットで勝負させるか。
海外それも、ワインのメッカである欧州で勝負させる。
→同じ品種では、確実に負ける。→日本品種の選択

■原材料(葡萄)そのものの生産
葡萄を自社で生産する。欧州のワイナリーでは一般的だが、日本では珍しい。
ワイン生産において、葡萄畑の土壌・気候・育成方法が重要であることは、
誰でも知っている。であれば当たり前のこと!?←できてなかった。(日本の商習慣)

■醸造技術の向上
著名なフランス人教授を招聘。
醸造技術の向上はもちろん、招聘することがアピールにもつながる。

■甲州ブランド連合
日本産のワインなんて。。。と思われているところに普及する戦略
一定量、一定種類以上のワインが並んでないと、消費者の目に届かない。
ワイナリーと組んで、量を確保し、目に入るようにする。

●あと、自分が戦略立案をするなら。
外国人のジャパンフリークへ、日本産ワインのPRを行いたい。
美味しいか判断がついてなく、一般的な酒屋やレストランでまだ売っていない
非常にマイナーなワインを買って飲んでもらうためには、
まず、それを見つけて、好意的に思ってもらう必要があると思う。

日本文化に対して好意的な欧州人をターゲットにした取り組みを進めることで、
一番初めの取っ掛かりである日本産ワインを発見してもらうことが重要と思う。

 

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