西尾松二郎 亀の子束子西尾商店社長 日経ビジネス2009/9/14
亀の子束子を1世紀以上にわたって作り続ける会社。
現在は私の家にも、実家にもおそらく亀の子束子は存在していない。
私の小学校時分に、学校や家ににあったような気はするが、今はどうだろう。
現在は年間600万個を生産(1個295円)しているそうだ。
600万個がいまいちピンとこないので、具体化してみる。
■年間売上
600万個×295円=18億
■一人当たりの年間消費量
600万個÷1.2億=0.05個
■亀の子束子の寿命が1年間とすると。
20人に1人は、亀の子束子を持っている人がいる。
■安売りスポンジ束子は、5個セット100円で売っている。
亀の子束子は、300円とすると、一個当たりの価格は15倍。
亀の子束子西尾商店の100年間は確かにすばらしいし、
天然素材束子の魅力もあり、守りたい文化の一つかとは思うが、
今後、束子だけで生き残るのはかなり難しいのではないだろうか?
現在、亀の子束子への見直しがあり、人気があると記述されているが、
消費者としての実感はまったくない。
記事中では、百貨店での製造実演販売に人気があるそうだが、高所得者向けである。
一般人(スーパーでスポンジ束子を買うような)に対して、
どこまでアピールでき、買ってもらうかについて頭をひねってみたが、なかなか難しそうだ。
近くのスーパーで見てみたところ、亀の子束子のようなものが、
2個入って、150円で売っていた。
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