築地市場から“すし種”を通して考える環境問題

損保ジャパンの、市民のための環境公開講座に行ってきました。

築地市場から“すし種”を通して考える環境問題

粟竹 俊夫氏 の講演
氏は、特定非営利活動法人築地魚市場銀鱗会理事長 株式会社神奈辰代表取締役社長 である。
銀鱗会とは、築地市場内にて、図書を管理するNPO法人との事。

今回の環境公開講座は、すし種を取り扱う仲卸業者として働いている氏の講演であるが、
正直、環境の話はほとんど出てこない(笑)。
仲卸としての30年間で、どういった魚介類を取り扱ってきたかを
とても、『おいしそうに』、実演を交えながら語られていた。

環境の話は、ほとんど出てこなかったが、30年間の歴史を聞くことで、
聴いている側が、環境について考えさせられた講演だった。

取り扱う魚の変化の理由は大きく分けて
1.魚が取れなくなったから。(東京湾、近海、全世界で取れる魚が変わってきたこと)
2.日本人の嗜好の変化に合わせたから。(ホタテ、輸入モノなど)
の2つがあるようだ。

消費者が求め、満足してもらうために、取り扱う種類も量も拡大し、より一層便利になる。

北海道から東京に来て、すしを食べて、北海道と同じくらいおいしかったことを思い出す。
(北海道より、はるかに高かったけど。)

北海道以外のすしもおいしく取り揃えていて、北海道よりずっと楽しめるすしだった。

取り扱う魚の変化に合わせて、市場も変わってきていて、
おそらく、このまま変わり続けるのだろうけど、
このまま、変わり続けることが本当によいのか?と、感じた講演だった。
(おいしいものはもちろん食べたいが。。。)

 

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